A.当院は厚生局に再生医療等提供計画「多血小板血漿(PRP)による変形性膝関節症治療」(第二種)を提出し、2019年12月10日付で受理された医療機関です。
本治療は、厚生労働局に受理された施設と医師のみ治療可能な治療法で、当院は愛媛県内で初めて変形性膝関節症に対しPRP治療を実施することを届出受理された施設となりました。
◆厚生労働省のHPに届出受理された施設が掲載されています。(掲載されていない施設は届出がなくても出来るPRP(PFC)-FDが使われています)
医院名 |
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医療法人補天会 光生病院 |
理事長・院長 |
石丸 雅巳 |
所在地 |
〒794-0022 愛媛県今治市室屋町3丁目2-10 |
診療科目 |
整形外科・リハビリテーション科・内科・呼吸器科・消化器内科・循環器科・外科 |
関連施設 |
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電話番号 |
0898-22-0468 |
扁平足と足底板
足の裏(足底部)の痛みに悩んでいませんか?
「扁平足」と指摘されたことはありませんか?
扁平足とは足の裏のアーチ(土踏まず)の構造が崩れ、足の裏が扁平になった状態のことを指します。足の裏のアーチ状の構造にはさまざまな靱帯や腱などによって形成され、体重を効率よく支え、衝撃を分散・吸収する働きがあります。これらが緩んだり切れたりすることでアーチ構造が潰れ、扁平足の状態になると考えられています。
扁平足が進行すると外反母趾(がいはんぼし)になりやすくなります。長時間歩いたりスポーツをしたりすると、疲れやすくなり、また土踏まずやふくらはぎに痛みを感じることがあります。足アーチは、接地時には衝撃を吸収する役割を果たしています。足アーチには横アーチや縦アーチの複数のアーチがあります。
小児期の扁平足は、成長に伴い自然に改善することがほとんどです。成人期の扁平足は様々な原因がありますが、アーチ構造の体重を受け止める靱帯や腱、筋肉が弱まることにより徐々になるケースが多いといわれています。
扁平足により、足アーチの低下や消失がみられるとオーバープロネーション(過剰回内)の状態になりやすくなります。オーバープロネーションとは直立して足に体重をかけた時に、下腿(かたい)と足を縦線で結ぶと、内くるぶしが過剰に内側に倒れ込む状態を指します。この状態では接地時の衝撃吸収が不十分になります。その結果、日常生活やスポーツをする上でも疲れやすくなり、足首、膝、すねへの負担増加にもつながる可能性があります。また、扁平足から外反母趾や足底筋膜炎にもなりやすいと言われています。
当院では、そのような症例に足底板(インソール)を作製しています。足底板(インソール)で扁平足が治るわけではありませんが、アーチサポート機能がついているインソールの使用も扁平足の保存療法の一つです。インソールは日常生活においてもスポーツにおいても、靴にいれるだけで、履いている間の足底部のアーチ形態を補正して、足底の筋力や柔軟性の低下による足底への負担を和らげることが期待されます。市販の物でも効果は期待出来る可能性はありますが、アーチ形状や足の形自体にも個人差があるため、当院では御本人の足を型取りし、更に使用される靴に合わせて作製しています。自身の足に合わなければ、高さや厚み、範囲なども調整でき、よりフィットした物になるかと思います。
足裏の痛みのある方は、御相談下さい。